システム理工学部の科目「未来を創る1」 最終発表会を開催しました

2025/07/18
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発表を聞く学生たちが教室に集まっている様子

7月18日(金)、大宮キャンパス斎藤記念館大教室で、システム理工学部の科目「未来を創る1」の最終発表会が開催されました。

「未来を創る1」は、社会課題解決のための「ものづくり?ことづくり」に必要なキャリア形成学修を通じた、将来へ向けた学修計画の立案、グループワークを通した多様性の理解、主体的な発言?行動による「ものづくり?ことづくり」の体験学習の実践——を目的とした1年生対象の科目です。

システム理工学部の特徴的な授業「創る」に、2025年度からキャリアデザインやSDGsの基礎知識に関する学修を加え、科目名称を変更しました。

「AI相談員を創る」と表示された画面を前に学生が発表する教室の様子

発表では全17班が、授業への集中力を持続させるためにアクティブラーニングの仕掛けをシステムで導入したり、授業を行う場所の影響を検証したりした取り組みや、20年前に旧「創る」で整備した5号館前のビオトープを再生した取り組みなど、それぞれの内容を発表しました。
中にはオリジナルTシャツをデザインして生協で販売したり、キャンパス内に生息する動植物についての図鑑を制作して図書館に寄贈したりするなど、実際に多くの人の手に取れる形にした発表もありました。

全チーム発表後には鈴見健夫理事長と山田純学長から講評があり、それぞれからから理事長賞と学長賞が発表されました。
講評と賞の発表では、学長からは、
「この科目は『アントレプレナーシップ』を育むのにも非常に役立つ。『起業をせよ』ということではなく、卒業後に企業に勤めると非常に役に立つので、大学でも様々な経験をしてほしい」
とメッセージが送られました。
理事長からは、
「大宮キャンパスを非常によく見ていることが分かった。学生目線からの提案を活用させてもらいたい」
と講評がありました。

なお理事長賞には「システム理工学部のPRを創る」が、学長賞には「リバイバルを創る ~身近に新しい交流を~」の班が選ばれました

今後は最終レポートの提出と合わせて投票が行われ、最も多くの学生からの評価を集めた班に「学生賞」が送られる予定です。

       

テーマ一覧

発表班 テーマ
1班 AI相談員を創る
2班 リバイバルを創る ~身近に新しい交流を~
3班 学びのトランスフォーメーションを創る
4班 可視化を創る
5班 「復活」を創る
6班 音楽を創る
7班 動きを創る
8班 散歩道を創る
9班 大宮キャンパスでSDGs的な取り組みを創る
10班 循環型林業(木材利用で森林を創る)
11班 誰もが楽しめる障がい者スポーツを創る
12班 ハラスメントに寛容な社会を創る
13班 ファッションを創る
14班 システム理工学部のPRを創る
15班 眠気を創る
16班 癒やしを創る
17班 生物図鑑を創る

「未来を創る1」とは
学生らは5学科を横断した20名程度のチームになり、教員が示したSDGs達成の課題解決に関連するテーマをもとに、知的好奇心や遊び心を持ち寄って1つの「モノ」「コト」を作り上げます。
この科目を学部ではシステム工学教育の第一歩として位置づけており、学生らは能動的学習(プロジェクトベースドラーニング)を通して、統合的解決策を追求する「システム思考」、目的達成の機能を作る「システム手法」、問題解決の人?知識?技術を統合する「システムマネジメント」の基本を体感的に学びます。
今年度は494人の入学者のうち、約480名が履修しました。

 

フォトギャラリー

教室内で発表を聞く参加者たち、机にはノートやPCが並ぶ
白シャツの人物がマイクを持ち、演台で話している様子
白シャツと黒の服を着た人物がマイクを持ち発表している様子
「動きを創る」と表示された画面を見つめる教室内の参加者たち
ノートやPCを使って講義を受ける学生たちの様子
白いTシャツの人物がマイクを持ち、演台で話している様子