藤田吾郎教授および芝浦工業大学附属中学高等学校が鉄道友の会「2024年 島秀雄記念優秀著作賞」を受賞しました
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3月2日、鉄道友の会が主催する2024年「島秀雄記念優秀著作賞」の贈呈式が豊洲キャンパスの有元史郎記念校友会館交流プラザで開催され、単行本部門では藤田吾郎教授(工学部)の『70系戦災復旧客車 ―その形態バリエーションー』が、特別部門では芝浦工業大学附属中学高等学校(以下、附属中高)の「鉄道院403号(西武鉄道4号)機関車の保存」および同機関車の保存活動が表彰されました。


島秀雄記念優秀著作賞は、毎年1回、鉄道分野に関する優れた著作物または著作物に関わる功績を選定し、鉄道および鉄道文化の発展に寄与することを目的として2008年に創設。鉄道関係に精通した会員で組織する選考委員会で選考年の前年を含む3年間の著作物等の中から「単行本部門」「定期刊行物部門」「特別部門」の3部門を選定します。今回、単行本部門では23件の候補作品の推薦がある中での快挙となりました。贈呈式には藤田吾郎教授および附属中高を代表して柴田邦夫校長と荻田忠伸事務長?校長補佐が参加し、式典のあとには特別部門を受賞した附属中高に移動して鉄道院403号(西部鉄道4号)機関車の見学会が実施されました。
「単行本部門」を受賞した
藤田 吾郎 教授(工学部)
この本は私が学生時代からずっと構想を練っていたものです。約400両ある70系戦災復旧客車について、近年になって資料が出てきたことによって約100タイプのスタイルをまとめることができました。みなさまのご協力を得られて良い仕上がりになったかと存じます。この度は誠にありがとうございました。


「特別部門」を受賞した附属中高を代表して
柴田 邦夫 校長
附属中高の前身である鐵道中学は、第四代国鉄総裁の十河信二氏が鐵道省経理課長だった頃に日本鉄道開業50周年を記念して発案?設立されました。十河氏がのちに頼りにしたのが国鉄技師長を務めた島秀雄氏であり、島氏の名前を冠した賞を附属中高が受賞できたことに非常に縁を感じております。関係者のみなさまへ感謝申し上げます。
ギャラリー(島秀雄記念優秀著作賞授賞式)









