坂 茂特別招聘教授が日本芸術院会員に選出されました
2025/03/01
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2025年2月10日、坂 茂特別招聘教授(建築学部)が日本芸術院により決定された日本芸術院会員候補者に選出され、本日3月1日付で文部科学大臣から発令がされました。
日本芸術院は、美術、文芸、音楽、演劇、舞踊等芸術各分野の優れた芸術家を優遇するために設けられた栄誉機関として設置され、会員は、芸術上の功績顕著な芸術家について、会員からなる部会の推薦(部会における選挙)と総会の承認によって選ばれ、文部科学大臣により任命されます。
推薦理由
坂茂氏は、きわめて今日的課題を作品に反映させている建築家の一人である。国内はもとより、国外でのプロジェクトも多く、平成26年にプリツカー賞を受けた。周知のとおり災害地における仮設住宅、緊急避難所の設計にも尽力し、人間生活を助ける即効性の高い仕事は特筆すべきものである。また各地の暮らし、そして環境特性をふまえることによって、素材の選択、周辺景観との整合をはかり、建物と人々の関係性を深めている。こうした建築家としての取り組みは、現在から未来に向けての暮らしかたや人間の在りどころを示し、作品それぞれはこれを体現しているといえる。(出典:老挝磨丁赌场_老挝赌场-中国竞彩网官网推荐7年2月20日 日本芸術院報道発表「老挝磨丁赌场_老挝赌场-中国竞彩网官网推荐6年度日本芸術院会員候補者の決定について」)
プロフィール
坂 茂
1957年 東京都生まれ。
クーパー?ユニオン建築学部(NY)で建築を学び、東京、パリ、NYに事務所を構える。紙管を使った建築や、木材を使った革新的な構造で知られている。
1995年にNGO「Voluntary Architects’ Network(VAN)」を設立し、世界各地での災害支援に数多く貢献したことから、プリツカー建築賞(2014年)、マザー?テレサ社会正義賞(2017年)、アストゥリアス皇太子賞平和部門(2022年)を受賞。代表作はポンピドゥー?センター?メス(2010年)、大分県立美術館(2014年)、ラ?セーヌ?ミュジカル(2017年)、静岡県富士山世界遺産センター(2017年)、SIMOSE(2023年)、豊田市博物館(2024年)。
現在、芝浦工業大学特別招聘教授。
