女子高校生対象!サマー?インターンシップ2024を開催しました
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2024年8月1日から8日までの平日6日間、女子高校生を対象としたサマー?インターンシップを開催しました。本インターンシップは「高大連携プログラム」の一環として今回で3回目の開催になりました。昨年に引き続き対象校をさらに拡大し、女子高校9校から高校1学年~3学年の計87人の女子高校生が集まり、大宮キャンパス?豊洲キャンパス合わせて38の研究室に分かれて研究体験を行いました。

初日には、開会の挨拶として新井アドミッションセンター長より「OECD諸国における科学?数学的リテラシーは中学校時点では男女ともに世界トップレベルであるにもかかわらず、高等教育における女性の理工系への進学率は最下位であり、ジェンダーバイアスの影響が大きい」こと、「理工系女子は日本の宝」だと理工系学部に興味を持っている本インターンシップ参加者へ向けてエールが送られました。また、オリエンテーション後には、在学生によるキャンパスツアーで大学の雰囲気を味わいました。


2日目からは事前に選択した学問系統の各研究室に分かれて研究体験に取り組み、5日目の発表会に向けて研究室の教員やTAの学生たちと相談しながら本インターンシップでの研究成果をまとめました。
有機電気化学研究室(物質?化学系)では世界初の発光化合物の合成に取り組みました。研究活動を行った生徒は「高校の理科実験は器具の使い方を学ぶことが目的で、ある程度結果が分かっていることが主ですが、今回のインターンシップでは結果が分からないことに挑戦している」と研究の醍醐味に触れてとても生き生きした表情が見られました。
ロボティクス研究室(電気電子情報系)ではライントレースロボットのプログラミングに挑戦。「もともと興味があった分野を実際に体験してさらに興味を深めた」と作業に没頭する姿があるなど、いずれの研究室の生徒も研究活動を存分に楽しみました。
<研究室や実験室でTAの大学生と研究活動を行う様子>




<研究室ごとのグループに分かれての発表会の様子>




また、本インターンシップを視察された参加校の教員からは「このインターンシップの参加体験は生徒の進路選択にとても影響を与えており、年々参加希望者も増加し人気の企画となっています」と普段の高校生活では見られない生徒の様子や大学の設備を見学いただきながらご好評でした。
最終日となった6日目には、本インターンシップの締めくくりとしてクロージングセレモニーが行われ、山田学長より参加した各校の代表者に修了証が授与されました。各校の代表挨拶では、「建築など高校では学ばない分野の学びが楽しかったです」、「これまで苦手なイメージを抱いていた分野を実際に体験してみてイメージが変わりました」、「ひとつの目標に対してチームで意見を出し合って頑張るグループワークが良い経験になりました」、「今回の経験を通じて将来の新たな選択肢が増えました」など、各参加者の充実した様子が伺えました。
<クロージングセレモニーの様子>



