勝亦 祐介さんが一般社団法人 日本溶射学会 第112回 全国講演大会にて奨励賞を受賞

2021/10/25
  • 材料工学専攻
【受賞者】
勝亦 祐介 さん(材料工学専攻2年)

【指導教員】
湯本 敦史 教授(材料工学科)

【学会?大会名】
一般社団法人 日本溶射学会
第112回(2020年度秋季) 全国講演大会

【賞名】
奨励賞

【発表題目】
超音速フリージェットPVDによるGDC膜の結晶性と微細組織
受賞本文写真_勝亦さん
【研究目的】
熱を電気に変換する発電デバイスとして固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)は、他のデバイスと比較して高い発電効率が期待できます。SOFCの発電効率は、電解質材料によって大きく影響します。本研究は、芝浦工業大学発の新技術である「超音速フリージェットPVD」という成膜技術を用いて、SOFC用の電解質材料であるガドリニアドープセリア(GDC)膜の開発を目指しています。超音速フリージェットPVDを用いて高発電効率を実現する次世代SOFCを開発すること、SOFCの新しい製造方法として超音速フリージェットPVDの実用化を目指す研究について日本溶射学会より奨励賞を受賞しました。

【研究内容】
超音速フリージェットPVDは、ナノメートルサイズの粒子をマッハ4.5(約5km/s)の超音速ガス流で加速させ基板にナノ粒子を堆積?膜を形成する新技術で、本法をSOFCの製造法として適用検討しました。

【今後の展望】
固体酸化物形燃料電池は、有害物質の発生などが無いクリーン創エネ技術で有り、発電効率の向上と製造技術の確立は将来の水素社会?脱炭素化の一翼を担う材料技術になる可能性があります。

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