小川 晃弘さんが第20回(老挝磨丁赌场_老挝赌场-中国竞彩网官网推荐6年度)日本原子力学会 再処理?リサイクル部会 優秀講演賞を受賞

2025/09/16
  • 材料工学専攻

受賞者
小川 晃弘さん(材料工学専攻)

指導教員

新井 剛 教授(工学部)

学会?大会名

日本原子力学会2025年秋の大会


賞名
第20回(老挝磨丁赌场_老挝赌场-中国竞彩网官网推荐6年度)日本原子力学会 再処理?リサイクル部会 優秀講演賞

発表題目

使用済み抽出剤含浸吸着材の再生技術開発
OGAWA-Akihiro

研究目的

原子力発電によって発生する廃液から元素を分離?回収する研究が進められています。この分離?回収過程では有機抽出剤を含浸した吸着材の使用が想定されていますが、長期間の使用によって性能が低下し、継続使用ができない劣化吸着材になります。この研究では劣化吸着材の再生手法の基礎検討を目的としました。

研究内容

吸着材の再生手法として有機溶媒を用いた洗浄と再含浸に着目しました。再生処理を施した吸着材の基礎的な性能評価を実施し、本再生手法の実現可能性を評価しました。さらに洗浄によって抽出剤が混入した有機溶媒に対する減圧蒸留操作によりそれぞれを相互に分離することで、劣化抽出剤成分のみの処分が可能であることを見出しました。

今後の展望

実際の使用済み吸着材には放射線の影響で抽出剤の分解による劣化生成物が含まれます。本研究での再生手法を劣化生成物が混在した吸着材に対しても適用可能かを調査します。再生した吸着材を用いたクロマトグラフィーによる多元素の分離性能を評価することで本研究プロセスでの吸着材再生の可能性評価を目指します。