菅原百香さんが電気学会東京支部埼玉支所研究発表会にて優秀論文発表賞を受賞

2025/04/14
  • 電子情報システム学科
   

受賞者
菅原 百香 さん(システム理工学部 電子情報システム学科)

指導教員
ニコデムス レディアン 教授(システム理工学部)

大会名

電気学会東京支部埼玉支所 研究発表会


賞名
優秀論文発表賞

発表題目
65-nm CMOSプロセスを用いた省電力Low Drop-outレギュレータの負荷過渡応答改善
sugawara

研究目的
近年注目されているIoTデバイスでは、安定した電力の供給が求められている。特に、身の回りにある熱や振動などの微小なエネルギーを電力に変換する環境発電を利用するデバイスでは、電源回路の省電力化が必須である。先行研究では0.18-μmCMOSプロセスで設計した西尾らの省電力Low Drop-outレギュレータ(LDO)が提案され ている。本研究では西尾らのLDOレギュレータをより微細な65-nm CMOSプロセスに移植し、消費電流を削減したLDOレギュレータの過渡応答を改善する。

研究内容

負荷変動時の出力電圧変動を±10%以内に収めることを改善の目標とする。

今後の展望
負荷過渡応答の改善ができたが、消費電力が従来回路と比べると大きいため、さらなる削減が必要である。