大井亮太朗さんが日本原子力学会関東?甲越支部第18回学生研究発表会 ~原子力?放射線分野~にて奨励賞を受賞
2025/03/28
- 材料工学科
受賞者
大井 亮太朗 さん(工学部 4年)
指導教員
新井 剛 教授(工学部)
大会名
日本原子力学会関東?甲越支部第18回学生研究発表会
~原子力?放射線分野~
賞名
奨励賞
発表題目
MA(III)分離プロセスで用いられる抽出剤含浸吸着材の模擬廃液の分離特性と耐久性評価
研究目的
使用済み核燃料の再処理工程で生じる高レベル放射性廃液に含まれるマイナーアクチノイドは抽出剤含浸吸着材を用いて分離?回収する研究が吸着材は最適化が行われてきました。そこで本研究では最適化が進められてきた含浸吸着材について実機実装を見据えた詳細な分離特性の調査と耐久性を調査することを目的としました。
研究内容
マイナーアクチノイド分離プロセスへの実機実装を見据え最適化された含浸吸着材は、構造上の性質により長期使用による分離性能の低下が懸念されるため耐久性能を評価しました。
今後の展望
資源の乏しい日本で原子力発電を持続的に活用していくためには、多量に発生する放射性廃棄物の効率的な処分が必須となります.そのためには高レベル放射性廃液からのマイナーアクチノイド分離が重要です。今後は本研究での耐久性評価に代表されるような様々なデータを収集し実機実装に向けた検証を続けて参ります。