根本優大さんが応用生態工学会第27回大会にて優秀ポスター発表賞を受賞

2024/10/31
  • 社会基盤学専攻

受賞者
根本優大さん(社会基盤学専攻/修士課程2年)

指導教員
宮本 仁志 教授(工学部)

学会?大会名
応用生態工学会第 27 回大会

賞名
優秀ポスター発表賞

発表題目
釧路湿原におけるハンノキの年輪成長量に基づく釧路川蛇行再生の影響評価

nemoto

研究目的

本研究の目的は、釧路湿原で実施された自然再生事業の効果を現地観測によって実証的に評価することで、効果的な湿原保全の手法を開発することです。


研究内容

本研究の対象地区では、自然再生事業後10年が経過しますが、現在も湿原にはハンノキ林が拡大繁茂していることが課題として挙げられています。本研究では、ハンノキの年輪コア試料(成長錐コア)を採取し、ハンノキの樹齢の判読と年輪の刻み幅から毎年の年輪成長量を推定することで、成長量の変化から蛇行再生前後における河道再蛇行化がハンノキの成長に与えた影響を評価しました。

今後の展望

ハンノキの成長に影響を与える環境要因の推察を行うことによって、湿原環境の保全?再生のための新たな手法を確立したいと考えています。